ペルシャ絨毯・パキスタン絨毯の魅力

鮮やかな模様

ペルシャ絨毯の鮮やかな模様と色は誰もが釘付けになります。
ペルシャ絨毯・パキスタン絨毯の模様は、芸術的側面だけでなく模様ひとつひとつにきちんとした意味が込められています。
例えば水や緑への憧れ、天上の美、永遠の命そういった憧れを思って作られています。

  • 定住遊牧民の生活を表すのは植物文様で、植物文様の絨毯デザインは曲線的で優雅なものが中心で、沢山のモチーフがあり、かなり複雑な構成です。
  • 遊牧民の伝統を表すのが幾何学文様です。
    遊牧民は移動を繰り返しながら生活をしているため作られる文様にもその生活を反映したものになっています。
    移動生活をしていた故に、精密なデザインをする為の織機をもつのは困難であるため、垂直だったり、斜めだったり、平行であったりと直線的な模様が多く用いられています。

柔らかでなめらかな手触り

ペルシャ絨毯の素材は、大きく分けるとウールとシルクです。
養蚕に最も適しているという、イラン北部で生産される極上シルクには、素晴らしい光沢があります。
日本では、主にシルクの人気が高く、手触りがよく、夏場でもひんやりして快適に過ごすことができます。
クムはシルク絨毯の産地として知られ、数多くの有名工房があり、1m2を織り上げるのに数ヶ月かかります。各々の工房独特の紋様や色があります。

耐久性

ペルシャ絨毯は、親から子へ、孫へ何代にも渡って引き継がれる伝統の品です。
海外では高価なペルシャ絨毯を土足で踏みつけて使用しているところもあります。それでも50年以上使い込むのは当たり前であり、ペルシャ絨毯の驚くべき耐久性が分かります。
また、メンテナンスをすれば、タバコの火を落としてしまった穴や、ペットの匂いが染み付いてしまっても修理・クリーニングできれいになります。
手触りも、長年使い込めば、使い込むほど味が出て、しっとり滑らかに、ますますよくなります。
このように、家族と一緒に育つのがペルシャ絨毯・パキスタン絨毯の魅力でもあります。

踏めば踏むほど・・・

踏んでも踏んでも、ペルシャ絨毯の耐久性が高いのは、手織りで、メンテナンスが出来る点や、緻密に作られている点です。
踏めば踏むほど、絨毯はしなやかになり、文様もはっきりし、肌触りもしっとりとします。
絨毯を、招いたお客様に踏んでいただき、踏んだ数だけ良い絨毯に仕上げていくのは、楽しみの一つです。
特にタブリーズ産は、魚をモチーフにしたマヒ柄、ピンクを基調としたフラワー柄が有名です。

夏涼しく、冬暖か

四季を通して使い込むことが出来る点もペルシャ絨毯の魅力です。
夏は必要ない、かえって暑いという印象を持たれている人も多いと思いますが、厳しい風土に育つペルシャ羊の生後6~12ヶ月の子羊から採れるコルクウールには優れた耐久力があります。ウールの絨毯でも夏に涼しく使えます。
また、冬は暖かく使うことが出来、この点が寒暖の激しい砂漠地帯でも使用されている秘密になっています。
特に品質の良いイスファハン産は、縦糸はシルクを、パイルはコルクウールを使用したものが多く見られます。

パキスタン絨毯の魅力

パキスタンの手織絨毯は、すべてが「手づくり」の商品です。
人による手づくりのあたたかみ、そしてその背景にある大きな文化の流れに思いを馳せた時、私達の精神は時を超え遥かな異国の地へと旅します。
幾何学模様の美しい文様がインテリアを引き立てくれます。
パイルが短いのが特徴で、熱を通しやすく、床暖房にも対応でき、手織りであるがゆえにソフトで自由に折り曲げられます。値段もお手頃で気軽に楽しめる絨毯です。

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